節分祭 其の二（長楽寺）

　

節分の３日、下田ではあちらこちらで豆（菓子）まき会がございます。
地元の子供たちは沢山お菓子をもらうため、大きな袋を持って各場所へ向います。
つわものになりますと、はしごをしてお菓子を集める子供たちもおります。

私の子供も、『長楽寺』の豆まき会へ行って参りました。
本堂でお読経の後に、和尚さんやお寺の関係者の皆さんが豆まきをして下さいます。
豆まきが始りますと、子供たちは夢中になってお菓子を袋に詰め、
終わりますとあっという間に帰ります。
先ほどまでの賑やかさが嘘のようでございます。
お家に帰って、どんなお菓子があるか見るのが楽しみなのでしょう。
大小色々なお菓子から、カップめんなどもございまして、
中でも紙に包まれた小銭に子供たちは大興奮しております。
お菓子を交換したり、子供たちにはとても楽し嬉しいイベントなのでしょうね。


長楽寺は、日露和親条約（日露通好条約）が締結されたお寺でございます。
ロシア使節海軍中将プチャーチンの座った椅子やお吉観音を祀る宝物館
（入園：２００円）や悲恋のおすみ弁天などがあり、拝観することができます。
伊豆の七福神めぐりの1つのお寺でもあります。
３月末～４月にかけては、約５０本６種類の桜が見事に咲いており、
桜だけを見にいらっしゃる方も多いようでございます。

本堂のお賽銭箱の前に仏足がございますので、その上に乗って
ご本尊様に手を合わせご利益を頂いてはいかがでございましょうか。