2011年07月07日
小泉首相がご来館されました!

こんにちは。
4月16日(土)に、日露修好150周年記念式典が黒船ホテル前の『まどが浜海遊公園』で行われ、小泉純一郎首相はじめ、町村外相、小池大臣やロシア大使などが下田にいらっしゃいました。
日露交流の進展と国際協力が大きく花開くことを祈念して、河津桜の記念植樹もされました。
式典にはロシアのミュージシャンとブームの宮沢さんもライブを行い、島唄も熱唱されました。
下田に現職の内閣総理大臣がいらっしゃる事は初めてとのことでした。
式典の前に、黒船ホテルでご休憩される予定の旨を外務省筋からご連絡頂きましたが直前まで首相がいらっしゃるかどうかなどははっきりと伝えられないまま事を進めて参りました。
前日にご来館されるメンバーを正式に伝えられ、お飲み物なども全てに対応すべくご用意いたしました。
ご到着時やお見送り、館内でのご移動について県警の方と細かい打ち合わせが次々と行われました。
ホテル側のお出迎えやエレベーターのご案内を担当する人間の役職やネームリストの提出、各エレベーター前にはスタッフが立ち、一般の方の使用を制限するなど物々しい雰囲気での当日を迎えました。いざ、首相ご一行様が下田駅を出て、当館に向かうとSPと県警の方々が無線でしきりに連絡を取り合い
秒刻みのスケージュールが始まりました。そして、当館に公用車が続々と到着し2台目から小泉首相が降りられると道路でお待ちしていた地元の方々や観光客の方々から『総理!総理!』の掛け声が響き渡りました。首相も皆様の方を振り返り両手を挙げて、まさに選挙さながらの雰囲気でした。
こちらを振り返ると『小泉です。本日はお邪魔いたします。』 と丁寧にご挨拶頂き、握手していただいた女将や主人などは感激しきりでした。次いで、町村大臣、小池大臣とご入館されましたが、皆様非常に丁寧にご挨拶頂き、主人などは本当にがんばって下さい、とまるで応援に行っているかのようでした。
ホテルフロントに入るとSPの方に囲まれ早足でエレベーターまで行く様子はまるで映画のようでした。私は女将と一緒にお茶のサービスを始めるべく、気が引き締まりましたが、いったい何をお召し上がりになるか?または何からお召し上がりになるのか?を探りながらの接待になると思っておりましたが、首相から『じゃあコーヒーでも頂こうか』のお言葉で動きが決まりまして、本当に助かりました。
私共としても色紙やカメラのご用意などもしたのですが、これらが許可されるかどうかも分からず、また、お願いできるかどうかも分かりませんでしたが、これも首相から『せっかくだから写真でも撮ろうか』 とのお声がかかり、まるで私共の気持ちをお察しして頂いているようでした。
色紙にも『春風接人』というお言葉をお書き頂き、こちらが事前に悩んでいた事を全て一言ずつで解決頂き、本当にさすがです。テレビでとってもフレンドリーな雰囲気で会見をされていらっしゃいますが、そのままでした。お帰りになられた後、主人も話していたのですが、やわらかい雰囲気の中でも強烈な存在感を放っていて一国の宰相とは本当に重みがあるのだなと感じました。この後に日露修好記念式典にご出席され、すぐに東京に戻られ、首相は福岡へ、外相は中国へ行かれるとの事で大変お忙しいスケジュールだと伺いました。
小泉首相、私たち日本のために頑張って下さい。