龍馬伝 其の三(宝福寺)

Miki

2011年07月07日 20:30



下田は脱藩した坂本龍馬にとって飛翔の地でございます。
師・勝海舟を乗せた「順動丸」は風雨をさけるため、
土佐藩主・山内容堂を乗せた「大鵬丸」は
荒天に阻まれ偶然にも下田港に入りました。
宝福寺に滞在をしていた容堂に、龍馬脱藩の罪を許してもらうため
直談判をした海舟は酒好きの容堂から、酒を飲んだら許すと言われ、
一番大きな杯に酒をなみなみと注ぎ海舟に差し出しました。
海舟が酒を飲めないことを承知の上で・・・。
海舟は、目をつぶると一気に飲み干しました。
それを見た容堂は、「勝つが飲んだ!勝つが飲んだ!」
と子供のように両手を叩いて大喜びをし、龍馬の罪を許し、
足枷の取れた龍馬は自由に飛びまわれるようになりました。
その後、龍馬と海舟は、、当館も位置する柿崎地域をはじめ
下田を闊歩したと考えられております。

宝福寺「唐人お吉記念館」には、海舟の飲んだ杯とひょうたんをはじめ、
謁見した資料が展示されており、幕末の時代を心で感じることができます。
風待ち港「下田」だからこそ、「夢」という風が吹いたように思います。

宝福寺の竹岡住職とご一緒に・・・。

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